シーズン通し成長続けたアルビ!6年ぶりのJ1最終節を勝利で飾る「もっともっと上目指す」【新潟】

サッカー明治安田生命J1リーグ・アルビレックス新潟は12月3日、今シーズンのラストゲームでセレッソ大阪と対戦しました。
サッカー明治安田生命J1リーグ・アルビレックス新潟は12月3日、今シーズンのラストゲームでセレッソ大阪と対戦しました。

【アルビレックス新潟 松橋力蔵 監督】
「数多くの試合を重ねる中、私自身の個人的な感情ですけども、一試合も、このゲームは『歯が立たない』『勝てない』そんな試合はなかったと思います」

シーズン終了後のセレモニーで松橋監督がこう振り返った6年ぶりのJ1の舞台。

雨の降る厳しいコンディションの中、迎えたリーグ最終戦。詰めかけた2万2000人あまりのサポーターが願うのは…

【サポーター】
「やっぱり最後は勝って終わりたい」

【サポーター】
「きょうはみんな、選手・サポーター喜んで終わりたいなと思っている」

【齋藤正昂アナウンサー】
「試合開始直前、雨の振り方が非常に強くなってきました。しかし、ゴール裏の座席はサポーターで埋め尽くされています。雨にも、寒さにも負けず、熱い声援を最後まで届けます」

リーグ最終戦を勝利で締めくくりたいアルビは、元日本代表の香川などタレントの揃うセレッソ大阪と対戦しました。

試合は序盤、セレッソにペースを握られる展開に。パスミスから最後はセアラにシュートを打たれますが、ここはキーパーの小島がしっかりと反応。

その後、前半13分に相手のクリアボールを拾ったボランチの星が左足を振り抜きます。

【実況】
「ポストをたたきました。強烈なシュート」

アルビは、この一年貫き通したパス回し、そして前線からの連動した守備で徐々にペースを握ります。

前半39分には、高い位置でボールを奪った三戸が自らドリブルで運んで…

【実況】
「シュート!きわどいところ」

その1分後には、谷口のポストプレーから再び三戸。さらに今度は、三戸のクロスから新井が頭で合わせます。

2試合ゴールから遠ざかっているアルビは、後半開始直後にもコーナーキックのこぼれ球から再び高木がクロス、フリーの松田がシュート。

対するセレッソは後半16分、リズムを変えようと、パスの名手・元日本代表の清武を投入しますが、アルビの両サイドバックを中心に、その清武のパスを封じます。

そして、後半23分、松橋監督も動きました。谷口・松田に代えて太田と長倉を投入。

すると後半31分には、高木からのパスを受けた太田が左足でシュート。さらにその7分後には長倉が背後に抜け出し、チャンスを演出するなど途中交代の選手が躍動します。

そして、待望の瞬間は試合終了間際にやってきました。

センターサークル付近でボールを受けた長倉が右サイドの太田へ。シュートは相手ディフェンスに阻まれますが、こぼれ球を太田が折り返し、最後は長倉。

【実況】
「初ゴールが最終節で生まれました」

【アルビレックス新潟 長倉幹樹 選手】
「太田選手からいいパスが来たので、あとは決めるだけだったが、そういうのを外してきたので、ちょっと嫌だったが、なんとか決められてよかった」

この長倉のアルビ、そしてJ1初ゴールを守り切り、最終節を勝利で飾ったアルビ。

来シーズンへつながる9試合負けなし、4試合連続無失点でJ1復帰1年目のシーズンを締めくくりました。

【アルビレックス新潟 小島亨介 選手】
「試合で出た課題をしっかりトレーニングに落とし込んで、チームとして改善するという練習をしてきたし、それが試合を重ねるごとによくなっていって、結果につながったと思っている。日々の積み重ねを大事にしてよかったなと思う」

アルビの指揮官がシーズン終了後のセレモニーで口にしたのも、この「選手の成長」でした。

【アルビレックス新潟 松橋力蔵 監督】
「今シーズン戦う中で、様々な波を体験する中、我々のスタンダードは確実に上がった」

シーズンを通して成長を続けた選手たちだからこそ、来シーズンは…

【アルビレックス新潟 堀米悠斗キャプテン】
「みんなで、もっともっと上を目指しましょう。もっと最高の笑顔で来シーズンを終えられるように、またさらに熱い応援をよろしくお願いします」最終更新日:Mon, 04 Dec 2023 18:55:26 +0900