頭を床につけて回ったり…体を手で支えて止まったり。アクロバットな技が次々と披露されるブレイキン。
9月に開かれたNSTまつりで音楽に合わせて技を繰り出していたのは、長岡市に住むダンス名「KOUGA」こと、長谷川煌芽選手。
煌芽選手は、おととし開かれたブレイクダンス全国大会の男子中学生部門で準優勝に輝くなど、ブレイキン界注目の高校1年生です。
ブレイキンは立って踊る「トップロック」、しゃがんで踊る「フットワーク」、回って踊る「パワームーブ」、動きを止める「フリーズ」の4つを組み合わせて点数を競います。その中で煌芽選手の強みは…
【長谷川煌芽 選手】
「自分の強みは、やっぱりパワームーブ。体幹が強いので、色んな技ができたりしているんだと思う」
難易度が高く、ポイントも高いというパワームーブを得意とする煌芽選手。その素質はすでに4歳のころから…
【長谷川煌芽 選手】
「4歳のときに、誰にも教えてもらっていないけど、ベッドでバク転とかできちゃったりして」
Q.それを見て両親は?
「めっちゃビックリしていた」
そんな煌芽選手の体幹はどれほどすごいのか…煌芽選手が練習を始めて、わずか5分でできるようになったというブレイキンの基礎の動き「チェアー」を山中アナウンサーも挑戦です。
【山中麻央アナウンサー】
「ダメだ…そもそも足が浮かないです。本当に、これ5分でできちゃったんですか?やっぱり、才能をその時点で感じますよね」
煌芽選手の強さは、生まれ持った才能だけではありません。5年間一緒に練習している弟の楓人選手に話を聞くと…
【煌芽選手の弟・長谷川楓人 選手】
「一つのことに夢中になったり、普通の人とは違う感じ。しっかりしない動きだと『ダメだ』となって、すぐ完璧な動きにする」
小さなミスも許さないストイックな性格が煌芽選手をより成長させています。並外れた体幹で力強いダンスを踊る兄に弟も憧れているようです。
【煌芽選手の弟・長谷川楓人 選手】
「結構ハイレベルなパワーとかして、見ていても勉強になったり、かっこいいなと思っている」
【長谷川煌芽 選手】
「それは、うれしい」
照れた様子で高校生らしい一面も見せる煌芽選手の見据える先は世界です。
【長谷川煌芽 選手】
「オリンピックも出たい」
Q.何色のメダルを取りたい?
「やっぱり金メダル」
新潟からブレイキン界初のオリンピック選手誕生に期待です。最終更新日:Mon, 30 Oct 2023 18:53:03 +0900