柏崎市の温浴施設じょんのび村の中にある「銀兵衛」。こちらの看板メニューはハンバーグなんですが…
【長谷川珠子アナウンサー】
「ハンバーグは七輪の上で炭火で焼かれています。こうして1人一つの小さな七輪で、自分の好みの加減まで焼く事ができる」
多い日で100食以上提供されるという炭火焼きハンバーグ。とにかく炭火焼きにこだわり、お客が七輪で焼く前の下焼きにも炭を使います。
【囲炉裏ダイニング銀兵衛 高橋賢次 店長】
「炭には、燻製効果というか…脂が落ちたらその煙がハンバーグにまとわりついて、炭火の独特の香りがする、だからこれは炭じゃないと美味しくない」
仕上げにオーブンで肉のうま味を閉じ込めたら…
【囲炉裏ダイニング銀兵衛 高橋賢次 店長】
「次はお客さんにバトンタッチで育ててもらう感じですね」
ここからは自分好みの焼き具合に仕上げていきます。
【長谷川珠子アナウンサー】
「七輪の上にお肉を置いたら、もくもくと煙ががってきました。香ばしい香りに包まれています」
炭火の火力で表面はカリッと焼き上がりました。
【長谷川珠子アナウンサー】
「粗挽きの胡椒がピリッと効いていて、非常に“肉肉しい”です。焼き方によって食感や香りも変わってくるので、食べていて楽しい」
さらに驚くのは、ハンバーグに添えられた調味料の豊富さ!自家製ふきのとう味噌や、カレー塩など、楽しみ方は様々です。
オススメだという、生卵にタマネギの和風ソースをかけたすき焼き風でいただくと…
【長谷川珠子アナウンサー】
「スパイシーなお肉に、玉ねぎの甘みが溶け出した生卵、よく合います」
炭の魅力を感じ、楽しんで食べて欲しいというハンバーグには、ある特別な思いが込められていました。
【じょんのび村 吉村英治 社長】
「じょんのび村はもう8年くらい赤字が続いていた上、新型コロナの3年間は厳しい状況があり…」
高柳地区の高齢化や過疎化によるじょんのび村の経営不振で、1度は閉業に追い込まれた銀兵衛。
どうにか経営を立て直そうと、今年4月店を14年ぶりに復活させ、人気の火付け役になればと始めたのが、炭火焼きハンバーグだったといいます。
【じょんのび村 吉村英治 社長】
「地元の方に愛され、外来の方からも愛されるバランスがとれた施設、そして変化が伴う施設にしていきたい」
【囲炉裏ダイニング銀兵衛 高橋賢次 店長】
「皆さんに、お店もハンバーグも、育ててもらいたい」
じょんのび村、そして高柳地区の活性化に向けた新たな一手として期待が高まります。最終更新日:Wed, 25 Oct 2023 19:10:37 +0900