伝統芸能など披露!佐渡で4年ぶりに“相川まつり” 世界文化遺産登録への思い強める【新潟】

鉱山の街として栄えた新潟県佐渡市相川地区で4年ぶりに「相川まつり」が行われ、参加者たちは佐渡島の金山の世界文化遺産登録への思いを強めていました。
鉱山の街として栄えた新潟県佐渡市相川地区で4年ぶりに「相川まつり」が行われ、参加者たちは佐渡島の金山の世界文化遺産登録への思いを強めていました。

秋も多くの観光客が訪れる佐渡。佐渡金銀山の採掘地として知られる道遊の割戸も木々が色づき、秋が深まってきています。

【観光客】
「早くなればいいなと思っていた」

秋の景色の中、観光客が待ち望むのは「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録です。

かつて、鉱山の町として栄えた相川地区では10月19日、金山ゆかりの伝統芸能などが披露される相川まつりが4年ぶりに行われました。

もちろん地域の住民も…

【地域の住民】
「(世界文化遺産登録が)実現してほしい」

お払いを受けたしめ縄を武士が勢いよくナギナタで切り、祭りのスタートを告げると、おみこしも繰り出し、街は活気に包まれます。

祭りには、地元の小・中学生も参加。

【地元の子ども】
「懐かしいのと久しぶりで、やり方がちょっと分からないときがあった」

人口減少が続く中、祭りの継続には課題もありますが、世界文化遺産登録にはこうした、金銀山ゆかりの伝統・文化の継承は重要な意味を持ちます。

【県世界遺産登録推進室 森平雅人さん】
「佐渡の鉱山と非常に関わりが深いお祭りなので、これからも続いていっていただければ」

夜遅くまで続いた祭りの最後には、市民などが参加して提灯行列も。

400年以上の伝統を誇る祭りを通して、参加者は世界文化遺産登録への思いを強くしていました。最終更新日:Thu, 26 Oct 2023 19:07:33 +0900