今年8月…
【加茂湖のカキ漁師 伊藤剛さん】
「カキもやられちゃうので」あんまり暑いと」
佐渡市の加茂湖で、カキへの猛暑の影響を心配していた伊藤剛さん。
それから3カ月半ほどがたち迎えた水揚げ…ロープを引き上げると鈴なりのカキが姿を見せました。
【加茂湖のカキ漁師 伊藤剛さん】
「シーズンはじめは少し生育かよくないかなという印象でしたが、その後、日に日に寒くなってきまして非常に身が良くなってきて昨年よりもいいんじゃないかなという出来になった」
猛暑の影響でカキの天敵でもあるムラサキ貝がいなくなったことでカキの生育環境が改善されたと見られていて、今年は去年よりも多い水揚げが期待できると言います。
その一方で、真野湾では猛暑とは別の影響が出ていました。
【佐渡漁協協同組合理事 高野康広さん】
「こんなんです・・・」
引き上げたロープにはほとんどカキがついておらず…
【佐渡漁業協同組合理事 高野康広さん】
「もう壊滅状態と言ってもいいかと思う。一枚の種板に本来なら10粒とかカキが採れなくてはいけないのにもうよくて1個2個もうまるっきりついていないのもありますので、あれでは仕事にはならない状態ですね」
その原因は魚による食害…今年は例年の1割ほどの水揚げに留まる見込みだといいます。佐渡漁協は今後行政などの支援を求めながら対策を講じていく考えです。最終更新日:Wed, 13 Dec 2023 19:09:25 +0900