冬の必需品ができるまで…児童が“石油ファンヒーター”の製造工場を見学!「学べてよかった」【新潟市】

本格的な冬を前に需要が高まっている石油ファンヒーターの製造現場を児童が見学しました。普段、何気なく使っている暖房機器の製造過程の見学は、児童にとって学びの多い機会となったようです。
本格的な冬を前に需要が高まっている石油ファンヒーターの製造現場を児童が見学しました。普段、何気なく使っている暖房機器の製造過程の見学は、児童にとって学びの多い機会となったようです。

【桶屋美圭アナウンサー】
「冬を前に需要が高まっているのが石油ファンヒーター。きょうは、その石油ファンヒーターがどのように作られているのか、小学生たちが見学します」

暖房機器などの製造販売を手がける新潟市南区のダイニチ工業で行われたのは、児童たちによる工場見学。11月6日は、地元・臼井小学校の5年生26人が参加しました。

【児童】
「(製造)工程をまだ知らないので楽しみ」

一行は、まず石油ファンヒーターの心臓部とも言える「気化器」などの部品を作る工程を見学。

【ダイニチ工業 生産管理部 草分虹香さん】
「灯油を気化器で加熱することで、液体だった灯油をガスに変えて燃やしている」

部品が果たす役割などについて学んだあとは、ロボットによる「プレスの工程」を見学しました。

【ダイニチ工業 生産管理部 草分虹香さん】
「最初は板から始まって、左にいくにつれて鉄板を曲げて箱のような形にしている」

その後、塗装・組み立てなどの工程を経て、ようやく製品として完成。児童は1台1台正常に動作するかを人と機械で検査する様子までを真剣に見学していました。

【児童】
Q.大きい機械やロボットで作られていることは知っていた?
「知らなかった。すごいなぁって」

【臼井小学校 本間和寿 校長】
「実際見るのと、画面を通して見るのは、まるっきり違う。においや空気に触れることによって、より実体験を感じてよかった」

新型コロナウイルスの影響で4年ぶりに行われた工場見学は、受け入れ側にとっても大きなメリットがありました。

【ダイニチ工業 総務部 近藤健一 課長】
「(製造の様子を)知ってもらうことや子どもたちに興味を持ってもらうことで、私たち自身もモチベーションが上がる。そうすると、最終的にお客さんに届ける製品をより良くしていこうというところにつながる」

児童は一つの製品ができあがるまでに多くの手がかかっていることを学んだようです。

【児童】
「普段から冬にこういう石油ファンヒーターを使っているけど、何も知らなかったので、きょう学べて本当によかった」

【児童】
「作っている人たちに感謝しながら(製品を)使っていきたい」最終更新日:Mon, 06 Nov 2023 18:52:31 +0900