12月12日、新潟市西区で開かれた研修会には市内の訪問看護や病院・学校関係者などが参加しました。
自宅でも人工呼吸器などのケアが必要となる医療的ケア児。
【杉山萌奈アナウンサー】
「医療的ケア児。医学の進歩を背景とし全国的に数が増えていて、新潟市では今年1月現在で99人いらっしゃいます」
研修会では、医療的なケアを必要とする2歳の男の子が、生まれてから退院・在宅介護するまでの経過事例を実際に担当した看護師などが紹介しました。
【SOMPOケア新潟訪問介護 仲屋里恵さん】
「看護師だけど、医療的な知識だけではなかなか在宅生活を支えるのは難しい。ある程度、医療保険・障害サービス、訪問看護師として(制度への知識を)持っていないといけない」
また、介護する家族の休息を継続してとれる体制をつくっていくためには、医療・福祉・教育などが一体となって取り組む必要があると訴えました。
【新潟大学大学院 田中美央 准教授】
「頑張っている地域とそうでない地域ができつつある。それぞれの専門職が自分の専門性を高めながら取り組んでいくことが重要」最終更新日:Tue, 12 Dec 2023 19:02:05 +0900