原発巡る”3つの検証”県の総括を批判 検証総括委・池内前委員長「総括になっていない」【新潟】

県が公表した東京電力福島第一原発事故を巡る3つの検証の総括について、検証総括委員会の池内了前委員長が17日会見を開き「総括になっていない」と批判しました。
県が公表した東京電力福島第一原発事故を巡る3つの検証の総括について、検証総括委員会の池内了前委員長が17日会見を開き「総括になっていない」と批判しました。

原発を巡る県の3つの検証について、花角知事は今月県の総括を公表。「各委員会の報告書に矛盾がなかった」とし、今後柏崎刈羽原発の再稼働議論を進めると表明しました。

これを受け検証総括委員会の池内了前委員長は17日、会見を開き…

【検証総括委 池内了前委員長】
「(各検証委の報告書に)書かれていることの簡略版を示すだけでは、これは総括書にはならない」

池内前委員長は、県の総括は各委員会の報告書の内容を簡略化しただけと指摘した上で「避難の困難さや被ばくの悪影響を軽く見せる意図が認められる」などと批判しました。

検証総括を巡っては県と池内前委員長の間で意見が対立したまま委員の任期が切れ、県が事務的に取りまとめていました。最終更新日:Sun, 17 Sep 2023 18:17:03 +0900