3日午前11時半、上越教育大学の食堂で準備されていたのは…
【食堂のスタッフ】
「ねぎラー油豚丼です。学生には200円でお出ししています。たくさんの方に食べていただきたいなという気持ち」
学生限定で提供される200円ランチです!
【上越教育大学 上野正人副学長】
「学生が心配なくお腹いっぱいご飯を食べて、授業に専念してもらえるように」
この取り組みは新型コロナ禍で苦しむ学生を支援しようと、寄付金などを使い学校側が3年前に始めたもので、感染症の影響が落ち着いた今年も物価高が続いていることから引き続き行われました。
【記者リポ―ト】
「2時間目の授業が終わり、学生が一気に来ました。食堂の中をぐるっと一周するように学生が並んでいて、そのほとんどが200円ランチを求めています」
3日に200円で提供されたのはねぎラー油豚丼と、みそチャーシュー麺です。
【学生】
「めちゃくちゃおいしい。お金がない中で、こういう取り組みをしてくださるのはありがたい」
「200円だったので”やったあ”と思って買いました。最近卵が高いなと思って。買い物でも、安いものを選んでいます」
豚丼とラーメンの両方を購入する学生も。
【学生】
「2つで400円。(Q安いランチはうれしい)そうですね」
さらに・・・
【職員】
「お待たせしました、これから始めます!」
食堂の外では日用品や食品などの支援物資の配布も行われ、多くの学生が列を作っていました。
豚丼約100食は2時間目終了後20分で完売。
今年も大盛況となったこの企画ですが、これまでの3年間とは違ううれしい変化も見られました。
【上越教育大学 上野正人副学長】
「新型コロナが5類に移行してからパーティションも離れた。前は黙食だったが学生たちにとってはこの時間すごく楽しみだから、話しながら食べるというのは何よりもごちそうなのではないか」
温かい支援の輪の中で日常が戻り始めています。最終更新日:Mon, 03 Jul 2023 18:59:09 +0900