【トキエア 長谷川政樹 社長】
「ギリギリで就航日がいつなのか調整してきたが、きょう現在、日にちまで至っていない状況」
27日の会見で、就航をめぐる現状について語ったトキエアの長谷川政樹社長。
新潟空港を拠点に札幌・丘珠線の就航を目指すトキエアは、当初6月末としていた就航予定を訓練に時間が必要だとして8月10日に延期。
さらに、国の審査の遅れなどから8月下旬に延期しましたが達成できず、その後は明確な就航の見通しについて発表がありませんでした。
こうした中、県などからはトキエアに対して情報を発信するよう求める声もあがっていました。
【トキエア 長谷川政樹 社長】
「本来だともう少し早い段階で(会見)というところもあったが、まさに就航日を固めるというところで、色んな社内調整・外の調整もあって定め切れず時間が過ぎてしまった」
遅れていた国の審査については実証飛行の試験を9月に終了し、現在は整備規定などの改定を進めているというトキエア。
しかし10月30日から11月10日にかけて年1回行う機体の「耐空検査」が入ったため、作業は一時的にストップすることに。このため、就航日は耐空検査が終了した段階で、残りの作業時間を考慮したうえで決定すると言います。
【トキエア 長谷川政樹 社長】
「今の状況からすると、12月に入る可能性もある。近いうちに発表できるかなと思っている」
就航の見通しが立たない状況に県民は…
【県民】
「不安には思う。どうしてこんなに延び延びになっているのかなと」
情報発信のあり方に疑問を持つ人がいる一方、期待や応援の声も。
【県民】
「安全問題とか色んな問題がある。逆に飛ぶ前に色んな問題を見つけて、全部解決できるまで飛ばないのが、もしかしたらいいことかもしれない。早く飛んでほしい」
【県民】
「頑張ってほしい」
【トキエア 長谷川政樹 社長】
「安全の部分はとにかく第一に考えて、就航日を想定して動いてまいりますので、どうか引き続き、ご支援をよろしくお願いします」最終更新日:Fri, 27 Oct 2023 18:50:37 +0900