新潟では幻!?多くが首都圏に…新潟県産“本マグロ”をPR!「地元でも楽しんで」【新潟】

食が自慢の新潟ですが、県産のマグロなど様々な理由から県内に普及していない県産食材もあります。新潟市の中央卸売市場はこうした県産食材のPRに力を入れています。
食が自慢の新潟ですが、県産のマグロなど様々な理由から県内に普及していない県産食材もあります。新潟市の中央卸売市場はこうした県産食材のPRに力を入れています。

新潟の誇る食材が集まる新潟市江南区の中央卸売市場。

【飛田厚史アナウンサー】
「市場のおすすめは県産本マグロです」

県産の本マグロ、その実力は?

【新潟冷蔵鮮冷部 星野嘉隆 主席部長代理】
「肉質と脂のり。あとは、やっぱり香りがある。首都圏のほうでは評価されている」

新潟中央卸売市場では、5月~6月の初夏に水揚げされる県産本マグロを県内で普及させようと、場内7店舗と連携し、県産本マグロのPRを始めました。

分厚い赤身が乗ったマグロ丼に、ラーメンと握り寿司のセットなど、各店舗がメニューを展開しています。

県産本マグロが県内で普及していない理由とは?

【新潟冷蔵鮮冷部 星野嘉隆 主席部長代理】
「県内に比べると、首都圏のほうがキロ当たり2000円~5000円くらい変わってくる場合もある」

新潟中央卸売市場によりますと、これまで県産本マグロのほとんどが高い価格で販売される首都圏の市場へ出荷されてきたといいます。

幻の県産本マグロを県内に広めるため、こちらの寿司店では…

【鮨寿 岩城正 店長】
「きょうのスペシャル。脳天とほほ肉・中トロ。今の佐渡のマグロは、さっぱりしたおいしさがある」

3種類の部位を食べ比べられるマグロ丼を提供。

【飛田厚史アナウンサー】
「(中トロは)脂がしつこすぎず、身のおいしさも十分楽しめ、最高にバランスがいいです」

【鮨寿 岩城正 店長】
「魚市場やお魚屋さんで、小さな柵など、どれでもいいので召し上がってもらえればありがたい」

県外と比べ、安価に手に入る県産本マグロを地元で楽しんでほしいと話します。

また、各メニューには新潟市北区で品種開発され、現在6軒の農家でしか栽培されていない希少価値の高い「やきなす」を使った小鉢もつけ、PRしています。

この取り組みは6月24日までの金曜と土曜に行われています。最終更新日:Fri, 09 Jun 2023 18:36:48 +0900