【鈴木内科小児科医院 鈴木紀夫 院長】
「今、ヘルパンギーナ患者がたくさんいる。のどが真っ赤になって、ブツブツとなる。高熱が出るので、のどを見れば、ほぼ分かる」
県内におけるヘルパンギーナの感染状況についてこう話すのは、新潟市中央区にある内科・小児科医院の鈴木紀夫院長です。
子どものかかりやすい夏風邪の一種とされ、高熱やのどの痛みなどを引き起こすヘルパンギーナ。
その感染者数は新型コロナウイルス禍にあった2020年からの3年間と比較して全国的に増加傾向にあります。
また、県内でヘルパンギーナの報告数が国の示す基準を超えたとして、県は6日午後、警報を発令しました。さらに…
【鈴木内科小児科医院 鈴木紀夫 院長】
「普段の年とは違う感覚」
今年は5月に新型コロナウイルスが5類へ引き下げられたことで、感染者数が増加傾向にあるといいます。
【鈴木内科小児科医院 鈴木紀夫 院長】
「新型コロナ禍で、みんな手洗い・うがいをたくさんしていた。しかも、外出もしなかった。人とのつながりがなかったということが、恐らく一番の原因だと思う」
新型コロナウイルスの感染対策のため、外出自粛やマスクの着用などにより、抗体ができにくくなっていたところで5類移行に伴い、対策が緩和されたことで感染の波が大きくなっているとみられています。
ただ、鈴木院長は感染したとしても焦る必要はないと話します。
【鈴木内科小児科医院 鈴木紀夫 院長】
「1週間で熱が下がってよかったねと思うと、また1週間後に熱が上がったというお子さんがたくさんいる。その都度、きちんと治していけば必ず抗体もつくし、その風邪には引きにくくなる。焦らないで、きちんと1回ごとにお医者さんに診てもらって、診断が云々よりは、まず症状をきちんととるということが一番」
そして感染防止のためには、引き続き、手洗いなどの基本的な対策の継続や規則正しい生活を心掛けること重要だということです。最終更新日:Thu, 06 Jul 2023 18:52:13 +0900