横田めぐみさん11月15日で拉致から46年… 母・早紀江さん「元気で会わせて欲しい…」

横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから11月15日で46年となります。その日を前に、母・早紀江さんが会見を行い、写真でも音声でもいいから、めぐみさんの近況を知りたいと訴えました。
横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから11月15日で46年となります。その日を前に、母・早紀江さんが会見を行い、写真でも音声でもいいから、めぐみさんの近況を知りたいと訴えました。

【横田めぐみさんの母・早紀江さん】
「怒りというより、くたびれきってしまった」

1977年11月15日にめぐみさんが新潟市で拉致されてからまもなく46年。

11月7日に開かれた会見で母・早紀江さんは、めぐみさんについて、何の情報もないことへの苦しみを吐露しました。

【横田めぐみさんの母・早紀江さん】
「めぐみの消息について、政府から何か新しいことは何もない。だから、しんどい。本当にしんどいんですよ、みんな。写真でもいいし、今の状況の写真でも、言葉でも、何か録音でもしてあったら教えてくれないのかなということを、ちゃんと交渉してくださっているのかなと思う。何にもできないというのが不思議。人間同士なのに、なんでかなと思う」

岸田首相が「日朝首脳会談の実現のため、自身直轄のハイレベル協議を行う」と宣言してから5カ月。その成果は見えていません。

【横田めぐみさんの母・早紀江さん】
「なんとか政府が本気で動いてくださるように。(北朝鮮は)そのことによって、向こうの国民(日本国民)も我々が思っている以上に怒っているというくらいの思いを向こう(北朝鮮)が、金正恩が見ていて、そうハッと思うくらいにならないと動かないのではないかと思う」

かつては、めぐみさんが帰国したら「日本の美しい景色を見せて歩きたい」と話していた早紀江さん。いま、めぐみさんとどのような時間を過ごしたいかを問われると…

【横田めぐみさんの母・早紀江さん】
「自由がどんなに素晴らしいことで、みんながこうやってなんでも話ができるということは素晴らしいということ。そこに帰ってきてくれただけで、私は、あとは何もこうしたい、ああしたいとは思わない」

なんの罪もない13歳の少女が突然拉致され、北朝鮮で生きることを強いられた46年。87歳となった早紀江さんのマイクを握る手は弱弱しく感じられます。

それでも、会見の終盤、早紀江さんはハッキリとした声で訴えました。

【横田めぐみさんの母・早紀江さん】
「元気で会わせてほしいと思っています」最終更新日:Tue, 07 Nov 2023 18:59:58 +0900