物資輸送・倒木処理など…“災害時に備えた協定”締結 去年は大雨や大雪で被害【新潟・村上市】

去年、大雨や大雪に見舞われた新潟県村上市。災害時に物資の輸送や倒木処理など速やかに対応が取れるよう、市とタクシー協会などが協定を結びました。
去年、大雨や大雪に見舞われた新潟県村上市。災害時に物資の輸送や倒木処理など速やかに対応が取れるよう、市とタクシー協会などが協定を結びました。

【村上市 高橋邦芳 市長】
「災害時に強い、そうした環境整備をしっかり進めることができること、本当にありがたく思っている」

7月25日、村上市と協定を結んだのは「村上市ハイヤー・タクシー協会」です。

村上市では去年8月、大雨特別警報が発令され、約1万3700世帯に避難指示や緊急安全確保が出されたほか、約1100台の自家用車が水没する被害が発生しました。

大規模災害時には車両の確保をはじめ、物資や人の移動が困難になることから、協定では合わせて54台のタクシー車両を活用し、物資や人などの輸送業務を請け負うことなどが定められています。

【村上市ハイヤー・タクシー協会 大滝徳蔵 会長】
「災害時には全面的に協力して、スムーズに仕事ができるようにしていく」

また、村上市では去年12月、大雪による倒木で一時444世帯が孤立する被害もあったことから、市は地元の森林組合連絡協議会とも協定を締結。

災害時には市と連携を取りながら、迅速に倒木処理を行っていく方針です。最終更新日:Tue, 25 Jul 2023 19:15:01 +0900