猛暑の影響受けた新潟県産米…作況指数は“やや不良”に「暑さに強い品種の導入進める」

北陸農政局は11月10日、新潟県内の水稲の作付面積と予想収穫量を発表しました。今年は猛暑の影響を受け、作況指数は「やや不良」となっていて、北陸農政局は「暑さに強い品種の開発や導入を進めていく」と話しています。
北陸農政局は11月10日、新潟県内の水稲の作付面積と予想収穫量を発表しました。今年は猛暑の影響を受け、作況指数は「やや不良」となっていて、北陸農政局は「暑さに強い品種の開発や導入を進めていく」と話しています。

北陸農政局が発表した今年度の県産米の作付け面積と予想収穫量。

主食用の作付面積は去年より700ヘクタール増え、10万600ヘクタールに。また、猛暑や少雨・台風によるフェーン現象などの影響で収穫量は去年より2万9400トン少ない、51万4100トンと予想されています。

これに伴い、平年値に対して、どれくらい収量があったのかを示す比率、作況指数は95となり、2年ぶりに「やや不良」となりました。

【北陸農政局新潟県拠点 福井逸人 地方参事官】
「農家さんの気持ちを考えると、非常に心苦しい。こうした高温下でも、しっかりと生育するような品種の開発、すでに高温に強い品種もある。現場への導入を進めていく」

また、雨水に頼る田んぼの多い上越では、水不足の影響が深刻に出たため、作況指数は93の「不良」となりました。最終更新日:Fri, 10 Nov 2023 18:43:23 +0900