猛暑・水不足で一等米比率は約1割に…“コメの品質検査”始まる「味は悪くないだろうけど…」【新潟】

新潟県三条市では9月1日からコメの品質検査が本格化。猛暑の影響が懸念される中での検査となりましたが、今年の一等米比率は約1割と大きく落ち込んでいます。
新潟県三条市では9月1日からコメの品質検査が本格化。猛暑の影響が懸念される中での検査となりましたが、今年の一等米比率は約1割と大きく落ち込んでいます。

1日、三条市のJAにいがた南蒲で行われたのは、三条市と見附市で今年収穫されたコメの早生品種「こしいぶき」などの品質検査です。

形が整っていることや透けるような色味のコメの割合が全体の7割以上になると一等米の評価となりますが、今年は猛暑や水不足の影響で“背白”といわれるデンプンが白く固まり、濁って見えるコメの割合が増加傾向に。その結果…

【検査員】
「おおよそですが、一等級比率が2割、二等が8割という結果」

一等米比率の割合は速報値で約2割。その後の集計の結果、過去最低クラスの約1割となりました。

去年の同じ時期は一等米比率が7割だったため、今年は大きく割合を下げた形になります。

【JAえちご中越経営管理委員会 吉田文彦 会長】
「味は悪くないだろうけど、太りが悪いとか、高温障害が出て、見た目の検査では格落ちする部分がだいぶ出ている」

この日検査されたコメは9月中旬には店頭に並ぶ予定で、検査は10月上旬まで続きます。最終更新日:Fri, 01 Sep 2023 19:27:15 +0900