約2億8000万円不正受給した婦人服製造の会社が倒産 不正受給の返還見通し立たず…【新潟】

新潟県長岡市の婦人服製造「モンエクセレ」が破産申請の準備に入ったことが分かりました。
新潟県長岡市の婦人服製造「モンエクセレ」が破産申請の準備に入ったことが分かりました。

民間の信用調査会社・東京商工リサーチ新潟支店によりますと、モンエクセレは1969年に創業し、1973年5月に法人化。得意先から材料支給を受けて婦人服の高級プレタポルテを製作し、ワンピースやアンサンブル、コートなどを手がけていました。

従前の売上高は5億円台で推移していましたが、取引先からの受注減少等で売上高は後退基調で進み、新型コロナウイルス感染拡大後は一段と事業環境が厳しくなり、2022年4月期の売上高は約2億8000万円に落ち込んでいました。

また、雇用調整助成金2億8341万円を不正受給していたことが明らかに。不正受給の返還見通しが立たず、先行きの見通し難もあり、今回の事態となりました。

負債総額は約3億5000万円に上ると言うことです。最終更新日:Thu, 10 Aug 2023 12:24:42 +0900