闇バイトの強盗致傷事件を想定…警察官の“初動対応能力”競う「的確に迅速に対応」【新潟】

6月22日、警察官の初動対応能力を競う競技会が開かれました。競技会で想定したのは、闇バイトに関わる強盗致傷事件。昨年度導入された映像通報システムも活用されました。
6月22日、警察官の初動対応能力を競う競技会が開かれました。競技会で想定したのは、闇バイトに関わる強盗致傷事件。昨年度導入された映像通報システムも活用されました。

新潟市西区の県警察学校で行われた「通信指令・無線通話技能競技会」には、予選を勝ち抜いた7チームが参加。

【新潟県警通信指令課 関口竜太 課長補佐】
「競技会をやることによって、第一線の地域警察官の通信指令技能と現場対応能力の一層の向上を図っている」

競技会では、強盗致傷事件が発生したことを想定し、被害者から話を聞く現場対応係と本部や現場を無線でつなぐ通信指令係に分かれ、行われました。

今回は闇バイトに応募した犯人が仮面を被って犯行に及んだことを想定し、昨年度導入された映像通報システムも活用されました。

制限時間は15分。通信指令係が必要な指示を出しているか、現場対応係はしっかりと話を聞き、その内容を組織に報告しているかなどが評価されました。

【加茂警察署 山崎貴寛 警部補】
「今、話題になっている闇バイトの強盗や長野の事案のような殉職事案。色々な想定をしたので、もし新潟県内でそういった事案が発生したとしても、的確に迅速に対応できるようにしていきたい」

競技会の結果、新潟東警察署が優勝しました。最終更新日:Thu, 22 Jun 2023 18:42:59 +0900