新潟県聖籠町にある県免許センターで5日、事業所の安全運転管理者、約60人を対象にした講習会が開かれました。
その中で触れられたのが、アルコールチェックの義務化についてです。
義務化の対象となるのは、車を5台以上保有する事業所と乗車定員11人以上の車両を1台以上保有する事業所です。
県内では11月末時点で1万1780の事業所が対象となります。
こうした事業所では、運転する人が運転する前後、または就業前後の一日2回、検知器を用いてアルコールチェックすることが義務となります。
規制が強化されたことに講習会の出席者は…
【出席者(教育機関)】
「今までもやってきているので、より一層徹底していきたい」
【出席者(損害保険業)】
「以前から、私たちの会社ではアルコールチェックを厳しくやってきたし、アルコールチェックをして、責任者が確認して、その結果を各々が携帯電話で入力をして、集約するという形」
以前から注意している事業所もある一方で、県内では飲酒運転に関する人身事故が今年30件発生しています。警察は改めて、飲酒運転防止の徹底を呼びかけています。
【新潟北警察署 神林修 交通課長】
「わずかでも酒を飲んだら飲酒運転になる。会社から飲酒運転者が出ないように、確実にアルコールチェックをしてほしい」
忘年会など飲み会の機会が多くなるこれからの時期。事業所だけでなく、車を運転する人全員の意識が問われています。最終更新日:Tue, 05 Dec 2023 18:43:00 +0900