新潟市西区善久地区。
液状化の被害が大きく、道路は噴出した泥で覆われ、1月5日も片付けに追われる住民の姿が多くありました。
【記者リポート】
「至るところでボランティアによる住宅周辺の泥のかき出し作業が行われています」
地域では一般のボランティアに先立ち、青年会議所のメンバーなどが泥のかき出し作業を手伝っていました。
【住民】
「下水が詰まっている。それをとってもらおうと思って。来ていただき、すごく助かっている」
【ボランティアスタッフ】
「自分が住んでいるところよりもひどい状況だったので、地域に貢献できればなと思っている」
一方、傾いてしまった住宅では、玄関の引き戸がずれて鍵をかけることができなくなってしまいました。
【住民】
「地震で空き巣に警戒してくれと、ニュースでやっていた」
Q.出かけるときは?
「妻をおいて、買い物は自分で行く」
こうした中、さらに住民を困らせているのが…
【記者リポート】
「地震で配水管が損傷し漏水が生じていて、壊れた配水管を修繕する作業が行われています。作業の影響で地区は現在断水しているということです」
新潟市では配水管の破裂などで漏水が生じ、その修繕作業のため現在も西区内の341戸で断水が続いています。
【伊藤町子さん】
「全く出ない」
Q.生活に欠かせない
「トイレも使えないし。地震があった日は、風呂場にちょうど水をためていたので、その水をバケツに入れて流した。孫たちも来ていたので、トイレを使えないものかわいそうだし」
伊藤町子さんの自宅では地震発生後断水し、一度復旧したものの、5日朝から再び水道が使えなくなりました。
【伊藤町子さん】
「家にいたけど急に止まっちゃって」
Q.これからお昼になる
「カップ麺でも食べる。あ、お湯が出ないものね!水が…。パンでもかじっている」
市水道局は復旧作業を急いでいるものの、全面的な断水解消のメドは立っていないとしています。
【新潟市水道局職員】
「新潟市内、(漏水が)100か所弱くらいあると思う」
Q.全面復旧までは?
「まだ時間がかかると思う。新しく漏水している地域も出てきているので」
新潟市は西区役所・坂井輪中学校坂井輪小学校・立仏小学校の4か所に臨時の給水所を開設しています。
また、佐渡市でも一部で断水が続いていましたが、5日中にすべて解消する見通しです。最終更新日:Fri, 05 Jan 2024 18:48:06 +0900