被災地の“大動脈”道路で交通誘導「どんどん状況悪化…」 交通部隊が石川での活動報告【新潟】

新潟県警で1月18日、被災地で交通誘導などを行った広域緊急援助隊の交通部隊14人が県内に戻り、活動を報告しました。
新潟県警で1月18日、被災地で交通誘導などを行った広域緊急援助隊の交通部隊14人が県内に戻り、活動を報告しました。

【広域緊急援助隊交通部隊 阿部修 中隊長】
「道路がいたるところで陥没していて、相互通行ができないということで」

阿部修中隊長が率いた部隊は1月11日~14日まで石川県輪島市で活動。

【広域緊急援助隊交通部隊 佐々木浩樹 小隊長】
「狭い道路の範囲だけでも土砂くずれ、道路の陥没、ずれている状況が多数あった」

道路の陥没などで相互通行が難しくなっていた周囲4つの交差点を一方通行に規制することで1周20kmのラウンドアバウトをつくり、交通誘導を行ったということです。

【広域緊急援助隊交通部隊伝令 桑原貴志 巡査部長】
「私たちが行った場所が大きな被害があったところへの大動脈になっていた。どんどん道路状況も悪化する中で、それも情報共有しながら勤務にあたるという状況だった」

中越沖地震などでも被災地の支援を行ったという阿部中隊長。

同じような規模の災害が今後県内で起こった場合は、今回の経験を活かしたいと話します。

【広域緊急援助隊交通部隊 阿部修 中隊長】
「まず道路把握が必要で、それに伴ってどういうふうに誘導するかが一番重要だと考えている」

県警の交通部隊は20日、再び石川県に向かい被災地での支援を行います。最終更新日:Thu, 18 Jan 2024 19:03:04 +0900