訓練には南魚沼警察署と県警機動隊から合わせて約50人が参加。会場には人が雪崩に巻き込まれたことを想定した雪山が用意されました。
【講師】
「(捜索で)人とモノの区別は自分の手の感覚によるところが多い。実際に突いてみてどういうふうに感じるか、実際に体験してもらう」
参加者は遭難した人の捜索に使う長さ3mの「ゾンデ棒」を雪の中に向け、少しずつ突き刺し、棒が人の体に当たった際の感触などを確かめていました。
一方、今年は暖冬傾向で見た目よりも積雪が少ないとして、遭難現場に向かう訓練では雪を踏み抜いて沢や滝に転落しないよう注意が呼びかけられました。
南魚沼署管内では昨シーズン、バックカントリーやスキー場のコース外滑走など雪山での遭難事案が11件発生していて、参加者は気を引き締め訓練に当たっていました。
【南魚沼警察署 山崎武 地域課長】
「経験値を重ねることで要救助者の速やかな救助や、実際に現場に出る人間の安全な活動、二次災害の防止をしっかり行っていきたい」最終更新日:Thu, 08 Feb 2024 19:26:53 +0900