「認識不足」「軽率だった」立憲・梅谷守議員 地元で“日本酒”配る… 公職選挙法違反の可能性も【新潟】

立憲民主党の梅谷守衆院議員が地元の町内会に日本酒を配っていたことがわかりました。選挙区内での寄付を禁止する公職選挙法に違反する可能性があり、梅谷議員は「認識不足・軽率だった」と反省の弁を述べています。
立憲民主党の梅谷守衆院議員が地元の町内会に日本酒を配っていたことがわかりました。選挙区内での寄付を禁止する公職選挙法に違反する可能性があり、梅谷議員は「認識不足・軽率だった」と反省の弁を述べています。

【立憲民主党 梅谷守 衆院議員】
「ことごとく認めないが、断定もされない。逃げの答弁としては、さすがと申し上げるべきかもしれませんが、これを見せられる国民はどんな思いを抱かれると思いますか」

1月15日の衆院予算委員会で旧統一教会との関係について「記憶にない」と繰り返す盛山文科大臣を舌鋒鋭く追求し、辞任を要求していた立憲民主党の梅谷守議員。

それから5日後…

【立憲民主党 梅谷守 衆院議員】
「自分の認識不足、軽率だったなと深く反省をしております」

こう反省の弁を口にしたのは、自身に浮上した公職選挙法違反の疑いについて。

1月14日、上越市内で行われた、さいのかみの行事で地元の人に挨拶をする梅谷議員の手には日本酒らしき瓶が。そして、次の瞬間…男性に手渡す様子が映っていました。

【上越市内の町内会長】
Q.これは誰からもらった?
「本人だよ。梅谷さん」

このとき受け取った日本酒を保管していた町内会の会長。

【上越市内の町内会長】
「あとから考えると、こういうものもらっちゃいけないなと」

NSTの質問状に対し、梅谷議員の事務所は「会合の対価として提供したことがあるもの」と書面で回答。

午後になり、取材に応じた梅谷議員本人も…

【立憲民主党 梅谷守 衆院議員】
「出席ないしは、参加の対価と認識していた」

日本酒はイベントなどへの「参加の対価」として渡したと強調しますが、上越市内の別の町内会が開いた新年会では、会費1500円に加えて、こちらの日本酒を手渡されたと関係者は話します。

つまり、参加の対価としての会費にプラスし、日本酒を渡していたのです。

報道陣から他にもこうした金品のやりとりがなかったか追求を受けた梅谷議員。

【立憲民主党 梅谷守 衆院議員】
Q.報道されている以外に同様の行為は?
「私自身、認識不足であり、軽率だったと深く反省しております」

Q.聞いているのは、これまでの間にほかにあったのかという質問
「軽率だったと、認識不足だったと」

自身の出処進退や今後説明する意向があるのかを問われても「軽率だった」「認識不足だった」を繰り返すのみ。

梅谷議員が批判してきた盛山大臣の答弁と何ら変わらない受け答えに終始していました。

【立憲民主党 岡田克也 幹事長】
「私としては、よく事実関係を把握した上で、どういうふうに対応するか考えていきたい」

「適切に対応していく」と語った立憲民主党の岡田幹事長。

梅谷議員の“軽率な行為”は法に触れる可能性もあり、事実関係についての説明が求められます。最終更新日:Tue, 20 Feb 2024 18:46:51 +0900