本物の役者が指導!小学校で“歌舞伎”体験 「身近に感じられた」伝統芸能への理解深める【新潟】

新潟市の小学校で本物の歌舞伎役者によるワークショップが開かれ、児童は日本の伝統芸能への理解を深めていました。

新潟市の小学校で本物の歌舞伎役者によるワークショップが開かれ、児童は日本の伝統芸能への理解を深めていました。

2月20日、新潟小学校の6年生、約90人に拍手で迎えられたのは、歌舞伎役者の大谷廣松さんです。

人間国宝の四代目・中村雀右衛門の孫で東京出身の大谷さん。妻が新潟大学附属新潟小学校出身であることが縁でワークショップが実現しました。

【大谷廣松さん】
「今みたいにビデオとかがないから、先輩に教わるときは全部口伝いで」

ワークショップでは礼儀作法を大事にする歌舞伎の歴史や扇子を使った挨拶の仕方などを学んでいきます。

【齋藤正昂アナウンサー】「挨拶が終わり、児童たちは立って、自分たちの体を使って歌舞伎の動き方を学んでいきます」

その後は、歌舞伎の基本的な歩き方である“すり足”を大谷さんが直接指導!

体がぶれない歩き方を意識するために、子どもたちも頭に扇子を乗せながら歩き、歌舞伎役者のすごさを体感します。

【児童】
「今回は初めてだったから難しかった。歌舞伎の人は、足を曲げて演技をするのがすごいなと思った」

ワークショップの時間いっぱいまで質問も尽きることはなく、児童たちは伝統芸能への理解を深めていました。

【児童】
「歌舞伎の礼儀というものを体でやれてよかった」

【児童】
「歌舞伎はインターネットとかでしか見たことなかったから、身近に感じられた」

学校に出向いてのワークショップは初めてという大谷さんも児童たちの熱量に驚いたようです。

【大谷廣松さん】
「子どもたちには、日本が大事にしていることを楽しんで、触れてほしいというところで、伝統芸能とか伝統文化に対する興味が非常に深いことがわかって、僕はとてもうれしかった」最終更新日:Tue, 20 Feb 2024 19:11:21 +0900