【記者リポート】
「去年9月に火災のあったこちらの現場では、焼け跡から1人の遺体が見つかりましたが、その後、火事の前に亡くなっていたことが分かりました。現場では、佐藤容疑者が今後、住もうとしていた家の建設が進められています」
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、新潟市西蒲区の農業・佐藤甚一容疑者(46)です。
佐藤容疑者は去年9月21日ごろ、同居していた母・福枝さん(73)の遺体を自宅に放置して遺棄した疑いが持たれています。
その後、9月28日に佐藤容疑者の自宅が全焼する火事が発生。
【目撃した人】
「ボンボン、何の音だこれと思って」
焼け跡から福枝さんの遺体が見つかり、検死の結果などから福枝さんが火事の前に死亡していたことが分かったということです。一方で…
【近くに住む親戚】
「でも、その日、甚一くんの話では『シャワーしてあげて、服を着替えさせてあげて、洗濯物を干したのが落ちて燃えたのかな』なんて言っていた」
火事があった日、福枝さんはすでに死亡していたにも関わらず、佐藤容疑者は周囲に「寒がった母親のためにガスストーブを出した」と話していたということです。
親戚によりますと、福枝さんは足が悪く、ほとんど動けない状態だったといいます。
【近くに住む親戚】
「3年前の暮れかな。そこからもう見ていない」
当時、福枝さんと2人で暮らしていたという佐藤容疑者。2人の間に一体何があったのか…
警察は捜査に支障が出るとして佐藤容疑者の認否を明らかにしていません。
警察は福枝さんが死亡した経緯や火事の原因などを詳しく調べています。最終更新日:Thu, 22 Feb 2024 18:33:05 +0900