２月２２日に開かれた２月県議会。１月に発生した能登半島地震からの復旧事業を含む総額約７５１億円の補正予算案が可決されました。
補正予算案では、地震で被災した住宅の応急修理の費用を補助する事業に１０億８０００万円あまりを計上。
そして、代表質問でも話題に上がったのが…
【自民党 岩村良一 県議】
「本県における宿泊予約キャンセルなどの風評被害の実態を伺うとともに、“北陸応援割”について、どのように活用していく方針か知事の所見を伺います」
２５億７０００万円あまりが計上された「北陸応援割」です。
地震により需要の落ち込んだ観光業。県内では地震の影響がない施設でも風評被害などを受け、１月２６日時点で約２万５０００人が宿泊予約をキャンセルし、損失は３億円以上にのぼると推計されています。
こうした中、国は観光需要を後押しするため、旅行・宿泊代金の割り引きを支援する「北陸応援割」を新潟など４県で行うと発表。
実施時期の決定は各県に委ねられていましたが…
【花角知事】
「３月８日から予約の受付を開始し、風評により落ち込んだ県内宿泊需要の早期回復に活用して参りたい」
県はこの日、県内のキャンペーンについて３月８日に予約を開始し、１６日から実施すると発表しました。
キャンペーンでは、参加する事業者の旅行・宿泊代金が５０％割り引きに。限度額は宿泊単体の商品などで１泊２万円のほか、対象４県のうち２県以上に泊まる場合は３万５０００円などとなっています。
【県観光企画課 笹川真由美 課長】
「全国のお客様に安心して本県のほうにおいでいただいて、新潟の観光地を堪能していただきたい」
県は約１０００社の参加を見込んでいて、今後、事業者向けの説明会が開かれます。最終更新日:Thu, 22 Feb 2024 18:39:40 +0900
