不同意性交等の罪などに問われているのは、元県警本部組織犯罪対策課次長の梅川稔被告(56)です。
起訴状などによりますと、梅川被告は去年10月、県警内部の飲み会後に新潟市内を走っていたタクシーの車内で酒に酔って抵抗できない20代の同僚女性に対し、同意を得ずにわいせつな行為に及んだ上、女性の自宅で淫らな行為を行い、その様子の一部を撮影した罪に問われています。
14日に新潟地裁で開かれた判決公判で、小林謙介裁判長は「執拗で卑劣な犯行であり、本件犯行により、被害女性の性的自由が大きく侵害されている。また、性的姿態等撮影があったことも見過ごせない。被告人は職務上の経験から、性犯罪の被害者の実情をよく認識できたにもかかわらず、本件に及んだ点も厳しい非難に値する。被告人の刑事責任は重い」と指摘。
一方で、被告人が事実を認め、反省の言葉を述べていることなどの事情を考慮して、懲役5年6カ月の実刑判決を言い渡しました。(求刑:懲役7年)
弁護側は控訴するか検討しています。最終更新日:Thu, 14 Mar 2024 15:21:46 +0900