北陸応援割の予約受け付けが始まった8日、長岡市の旅館では…
【従業員】
「朝7時すぎから電話がきている」
北陸応援割の予約が始まったことで、この日は新潟県に電話が集中。一部の回線が一時、つながりにくくなるほど大きな反響がありました。
【松村道子キャスター】
「新潟市中央区の旅行会社です。県内旅行・北陸旅行とパンフレットが並んでいるこちらの店では、北陸応援割はどんな動きを見せたのでしょうか?」
【トップトラベル新潟 大谷光利 社長】
「当日の午前中で予算に達してしまい、もう販売終了という状況になってしまった」
この北陸応援割には、旅館や旅行会社にそれぞれ予算が割り当てられています。
国から新潟県に配分された補助金は約26億円で、県が宿泊施設や旅行会社に割り当てる予算を決定。
割り当ては、過去の全国旅行支援での売り上げ実績と能登半島地震によるキャンセル額から決定したということです。
ただ、その割り当て額は公表されていません。
【トップトラベル新潟 大谷光利 社長】
「お客様は予算がどれくらいか把握されていないと思うので、『ごめんなさい』というケースが結構出てしまった」
現在も北陸応援割を使って旅行をしたいという問い合わせがあることから…
【松村道子キャスター】
「お客の待ち合いスペースには一枚の紙が置かれています」
【トップトラベル新潟 大谷光利 社長】
「せっかくお待ちいただいたのに『(応援割は)もう終了した』と言うのも心苦しいので、あらかじめご案内できるように置いている」
また、北陸応援割は旅行・宿泊代金の50%など割引率が大きく、すぐに予算に達したという側面もあります。
【トップトラベル新潟 大谷光利 社長】
「大変お得ではあるが、その分、利用いただけるお客様の数も少なくなってしまうので、もう少し割引率を抑えて、多くの方々にご利用いただける形もよかったのかなと感じる」
一方で大谷社長は「今後、継続的に石川県への旅行をお客に案内することで被災地の旅行業界を応援していきたい」と話しています。最終更新日:Fri, 15 Mar 2024 19:15:10 +0900