4月18日、鈴の音を鳴らしながら練り歩くのは、シャングシャング馬の主役を務める7頭のウマたちです。
シャングシャング馬は胎内市下赤谷地区の伝統行事で五穀豊穣とウシやウマの安全を祈ります。
【飛田厚史アナウンサー】
「おとなしくてかわいいです。急斜面を人馬一体となって駆け上ります」
見所は境内の急斜面をウマが一気に上る駆け上がり。
農耕馬の減少で50年ほど前に一時途絶えたこの行事は、市内でウマの保護活動を行う松原ステーブルスの松原正文場長などの力で2015年に再開しました。
【松原ステーブル 松原正文 場長】
「ウマがいたから今の生活や日本があると思う。農耕馬やウシがいたおかげ」
ウマへの感謝を込め復活したこの行事。松原さんの見事な手綱さばきにアマチュアカメラマンも盛んにシャッターを切ります。
行事の再開から10年目を迎え、増えているのが若い参加者です。
この日はタレントで乗馬が趣味という姫野みなみさんが袴姿で参加。馬を操って無事登りきると会場からは拍手が沸き起こります。
【姫野みなみさん】
「ウマがお転婆みたい。落ちそうになってびっくり。一人で上る人はすごいと思う」
さらに新発田農業高校の生徒もチャレンジ。ポニーを引いて頂上を目指しますが…
【生徒】
「スピードが速く、追いつけなくて転んだけど楽しかった」
悪戦苦闘しながらもウマとのふれあいを楽しんでいました。飛田アナも駆け上がりに挑戦し、なんとか坂を上り上りましたが…
【飛田厚史アナウンサー】
「最後は引っ張ってもらいました」
【訪れた人】
「力強く駆け上がってすごいなと思った」
【地元の園児】
「かっこよかった」
【地元の園児】
「乗りたかった」
【松原ステーブルス 松原正文 場長】
「継続は力なり。自分がいなくなっても続くようなお祭りにしたい。すごくうれしい」
若者の力も得て盛り上がりを見せる伝統行事。
松原さんは今後も馬の魅力を伝えながら地域を盛り上げたいと意気込んでいます。最終更新日:Thu, 18 Apr 2024 18:54:26 +0900