セキレイのヒナが“ボンネット”で生活!? 「車降りると鳴き声が…」巣立ちまで見守る【新潟・加茂市】

5月16日までは野鳥の保護や自然環境に関心を寄せてもらおうと設けられた愛鳥週間です。新潟県加茂市では意外な所でセキレイのヒナが生活しているのが見つかりました。
5月16日までは野鳥の保護や自然環境に関心を寄せてもらおうと設けられた愛鳥週間です。新潟県加茂市では意外な所でセキレイのヒナが生活しているのが見つかりました。

自然豊かな加茂市で5月10日、ある動画が撮影されました。

カメラをじっと見つめる2羽のヒナ…実はこれ車のボンネットの中の映像です。

この動画を撮影したのは、加茂勤労者体育センターの小杉俊人さん。

【加茂市教育委員会スポーツ振興課振興係 小杉俊人 主査】
「車を降りたときに鳥の鳴き声が近くでするということで違和感を感じていた。職場の窓のほうからセキレイが車の下に入っていくのが見えて」

職員がボンネットの中を確認したところ、セキレイのヒナが3羽いたということです。

【加茂市教育委員会スポーツ振興課振興係 小杉俊人 主査】
「非常にかわいい感じで、こっちを見ているような。ヒナを見つけてからは基本的に(車を)動かさないで巣立つまで待とうということで、職員はこの車を使わずに」

そして13日、ヒナの様子を見に行くと…

【真保恵理アナウンサー】
「車のフロントグリルを覗くと狭い隙間から巣が見えましたが、ヒナの姿はありません。鳥の巣だけが残されています」

県愛鳥センター紫雲寺さえずりの里によりますと、セキレイは建物の換気扇など狭く奥まった場所に巣をつくる傾向があり、今が繁殖期。ヒナは孵化から2週間ほどで巣立つということです。

【加茂市教育委員会スポーツ振興課振興係 小杉俊人 主査】
「市内の鳥だと思うので、市の車が役に立ったのかなという部分ではよかったと思う。気持ちよく空を飛んで生活していてもらいたいと思う」最終更新日:Mon, 13 May 2024 18:36:27 +0900