6月20日、新潟市中央区にある新潟造船のドックを訪れたのは、新発田南高校・機械工学科の3年生です。
【職員】
「日本海側では、なかなか大きい船を造っている造船所はない。そのうちの一つでもある」
最大で600トンの大型船を造ったり修理したりする造船所のドック。高校生は大型船の部品を造る現場や船を組み立てる現場を見て回りました。
【生徒】
「授業でパーツの勉強もするが、実物を見るほうがイメージ的にもわかりやすいので、とても勉強になった」
このスケール感を高校生に現場で感じてもらおうと企画した背景には、造船業界の人手不足が…。
造船業の就労者数は2018年までは8万人台を維持していたものの、2022年には約6万3000人と4年間で約2割減少しています。
【北陸信越運輸局 海事部 大津賢治 船員労政課長】
「船は大きくて、かっこよくて、ロマンあふれるもの。そんな船を特殊な技術を使って造り上げる。これが造船技能者だが、そういったものにぜひ自分もなってみたいと思ってもらえたらうれしい」
北陸信越運輸局は今後も県内の高校生に向けて出前授業などを行い、造船業の魅力を広めていく方針です。最終更新日:Thu, 20 Jun 2024 18:51:30 +0900