「家族の人生を一瞬で…」ゴミ処理施設死亡事故で当時の所長ら3人を“業務上過失致死”の疑いで書類送検【新潟・長岡市】

2022年、新潟県長岡市のゴミ処理施設作業をしていた30代の男性が死亡した事故で、当時の所長など3人が業務上過失致死の疑いで書類送検されたことがわかりました。

2022年、新潟県長岡市のゴミ処理施設作業をしていた30代の男性が死亡した事故で、当時の所長など3人が業務上過失致死の疑いで書類送検されたことがわかりました。

2022年11月、長岡市が管理するゴミ処理施設鳥越クリーンセンターで作業をしていた長岡市の会社員阿部和紘さん(37)が倒れてきたゴミピットの扉の下敷きになり、死亡する事故がありました。

いずれも長岡市の職員でこの事故当時の施設の所長と副所長、そして焼却部門担当の職員の3人が8月19日付で業務上過失致死の疑いで書類送検されていたことがわかりました。

去年8月、必要な整備を怠ったことが事故の原因として告訴状を提出していた遺族は「遺族としては、事故の原因は施設の老朽化で廃止直前を理由に、長岡市が必要な整備を怠ったことと断定し、業務上過失致死傷罪として長岡市を告訴しました。このたび、長岡市の関係者3人を業務上過失致死罪として検察に送検されたという知らせを受け、せがれが事故で亡くなった経緯が明らかにされるのかと期待を持っているところです。私たち家族の人生を一瞬で奪い去った長岡市は、どのように弁明して償うつもりなのか答えを聞きたいです」とコメントしています。

一方、長岡市は「書類送検につきましては、現時点で把握できておりませんが、市としては、引き続き捜査に協力してまいります」とコメントしています。

最終更新日:Tue, 20 Aug 2024 19:35:27 +0900