煮物・のっぺ汁…新潟の食文化に根付く“レンコン”出荷はじまる!県内2大ブランド「大口レンコン」「五泉美人」の違いは?

12月に出荷のピークを迎え、長いところでは1年近く収穫が続くレンコンを紹介します。

12月に出荷のピークを迎え、長いところでは1年近く収穫が続くレンコンを紹介します。

【真保恵理アナウンサー】
「たくさんの穴が開いていることから“見通しがいい”として縁起物としても知られ、おせち料理で人気のレンコンですが、実は8月頃から出荷が始まっています」

新潟県内でレンコンの2大ブランドとして知られる長岡市の「大口レンコン」と五泉市の「五泉美人」。どちらも冬に出荷のピークを迎えます。

【新潟中央青果 徳永直樹さん】
「煮物もかなりあるし、のっぺ汁に入れるところもある。新潟の食文化にレンコンが根付いているので、その時期に向けて農家も生産されている」

新潟中央青果の徳永直樹さんによると、今年も夏に十分な日照時間があったため、おいしく育ったというレンコン。

【新潟中央青果 徳永直樹さん】
「どちらも大変おいしいレンコンだが、大口レンコンは、ややシャキシャキ系。五泉美人はホクホク系で白い色を売りとしている」

食感の違いから大口レンコンは炒め物に、五泉美人は煮物に適していると言います。また、レンコンは栄養も豊富!

【新潟中央青果 徳永直樹さん】
「主にデンプンだが、ビタミンC・食物繊維が大変豊富。ポリフェノールの一種を含んでいるので美容効果もあるのかなと思う」

こうして食べる人に多くの栄養を届ける野菜ですが、天候がその生育に大きく影響。台風10号を受け、九州のニンジンなどの出荷の遅れが懸念されるなど、農家は天候と戦いながら野菜を育てています。

【新潟中央青果 徳永直樹さん】
「なかなか生産環境が苦しい中でやられているので、ぜひ農家の思いをくみ取っていただいて、少しでも野菜を買っていただけたら」

最終更新日:Mon, 02 Sep 2024 18:57:25 +0900