令和のコメ騒動と呼ばれるほど全国的にコメ不足が深刻化する中、新潟市で9月12日、県産コシヒカリの県外向けの出荷が始まりました。コメの品薄により需要が高まっていることなどから去年よりも2日早い出荷となり、出荷量も増えています。
【桶屋美圭アナウンサー】
「収穫されたばかりのコシヒカリ、これから関東方面へ出荷されます」
12日、新潟市西蒲区のJA新潟かがやきで次々とトラックに積み込まれていたのは今年産の県産コシヒカリです。
県外への出荷初日を迎え、関係者などによるセレモニーが開かれました。
【JA新潟かがやき経営管理委員会 遠藤一雄 副会長】
「今年は生産者、JAグループ関係者一丸となって、昨年のような異常高温による品質低下を招かないための対策に熱心に取り組んだ」
生産者たちの努力に加え、今年は天候にも恵まれたことで稲の生育が順調に進み、県産の一般コシヒカリの一等米比率は94.6%に。
全国的にコメの品薄状態が続く中、需要が高まっていることから出荷時期は去年よりも2日早く、JA新潟かがやきでは去年より18トン多い116トンを県外に出荷する予定です。
全国の消費者が待ち望んでいる県産コシヒカリの新米。その味は…
【桶屋美圭アナウンサー】
「一粒一粒がしっかりしていて、粒立っています。噛めば噛むほどに、コメの甘みが口いっぱいに広がっていきます。新潟の秋を感じます」
関係者は、このコメが店頭に並ぶことで、コメ不足解消につながるのではと期待を寄せています。
【JA新潟かがやき経営管理委員会 遠藤一雄 副会長】
「今コメが手に入らないという方々に一刻も早く届けばと思っている。ぜひ、この安全安心でお届けするので、期待していただきたい」
今年は県内のJAから関東・中京・関西方面に、あわせて231トンの新米が届けられる予定で、販売は県内では13日、県外では14日に始まります。
最終更新日:Thu, 12 Sep 2024 18:45:16 +0900