大相撲の秋巡業が10月5日、新潟県三条市で行われ、異例のスピードで大関に昇進した海洋高校出身・大の里が迫力ある取組を見せ、会場を沸かせました。
45年ぶりに行われた三条市での大相撲の巡業。力士を応援するグッズ売り場には、人だかりができていました。
【グッズ売り場の店員】
「大の里の応援タオルが20分くらいでなくなった」
相撲ファンから人気を集めていたのは、初土俵からわずか9場所で異例の大関昇進を果たした海洋高校出身・大の里!
【記者リポート】
「土俵では力士たちが取組前の稽古を行っています。会場はたくさんの人が詰めかけ、熱気に包まれています」
会場を埋め尽くした約2800人は新大関・大の里が稽古をする姿に大きな拍手や歓声を送っていました。
大きな背中に汗がにじんだ大の里も、その声援に手を振って応えます。
様々な決まり手を見せ、相撲ファンを沸かせたあとは、質問コーナーの時間が設けられました。
【大の里】
「(Q.お相撲さんの次になりたかった職業は?)学校の先生になりたかった」
「(Q.好きなタイプは?)新潟県出身の女性が好き」
また、“相撲甚句”や柔軟性・跳躍力を生かし、相撲の禁じ手を解説する“初っ切り”を披露した力士たち。
そして、いよいよ大の里の取組です。
関脇・阿炎を相手に土俵際でうっちゃりを繰り出すと、ひと際大きな拍手に包まれました。
【観客】
「楽しくて、楽しくて」
【観客】
「体が大きくてびっくりした」
【観客】
「(Q.誰を応援?)大の里。迫力がすごい。よかった、バッチシ」
【観客(子ども)】
「(Q.将来、相撲やってみたい?)ちょっと思った」
【観客】
「こんなに間近で見られて、とてもよかった」
大の里にとっては、こうした声援が11月10日からの九州場所に向けて力になったようです。
【大の里】
「大関として新潟の地に戻ってきて、たくさんの声援をいただけ、すごくうれしい。巡業は長いが、稽古を積んで九州場所に向けて頑張る」