明治安田J1リーグ・アルビレックス新潟は12月8日、シーズン最終戦で浦和レッズと対戦。選手・サポーターが一体となってJ1残留を目指しました。
残留争いから抜け出せないまま迎えた今シーズンの最終戦。スタジアム周辺には、開門前から多くのアルビサポーターの姿が見られました。
【サポーター】
「残留を決めるという大一番、やっぱり現地で応援したいという気持ちで来た」
【サポーター】
「自分たちで決めるべく、こっちは応援するだけ」
【齋藤正昂アナウンサー】
「晴れて暖かい陽気の埼玉スタジアム。チケットは完売し、アウェー新潟のゴール裏もオレンジで染まっています。J1で生き残るため、サポーター一丸となって選手を後押しします」
アルビが対戦したのは、ここまでJ1リーグ31試合で24敗と大きく負け越している難敵・浦和レッズです。自力での残留には、引き分け以上の結果が必要となるため、まずは失点しないことが重要に。
前半7分のセットプレーの場面では、かつてアルビに在籍していた渡邊凌磨に直接ゴールを狙われますが、ここはGK小島が好セーブ。
さらに、これが引退試合となった興梠を中心とした攻撃も体を張った守備でしのぎ、前半を無失点で折り返します。
浦和のサポーターのブーイングを背に戦った後半も開始早々、ピンチの場面が…。
興梠のスルーパスに原口が反応。これは小島が防ぎますが、なおも続くピンチでキャプテン・堀米が執念のスライディング!
【堀米悠斗 選手】
「口だけではなく、プレーで示さないといけないとは思っていた。自分自身に、かなりプレッシャーをかけて試合に臨んだ」
すると、試合終盤には宮本のクロスに長倉のヘッド、アディショナルタイムには秋山のヘディングから長谷川が持ち運び、クロスを上げると最後は小見!
得点こそ奪えませんでしたが、相手ゴールに迫り続け、難敵・浦和を相手に引き分け。自力でのJ1残留を勝ち取りました。
【堀米悠斗 選手】
「このクラブを、ずっとJ1の舞台で戦えるクラブにしないといけないと思っていたので、良い経験にできた部分はあるし、とにかく結果が出てよかった」
この結果に、スタジアムのサポーターもホッとした表情を浮かべていました。
【サポーター】
「アルビ残留おめでとう」
【サポーター】
「ここからまたJ1に居続けて、良いゲームを見せてもらえれば」