年末年始は“空き巣”に注意!施錠率低い新潟…被害に遭った住宅のうち約7割は“無施錠” 謎の記号“マーキング”は犯罪に利用される恐れあり?

最大で9連休となる今年の年末年始。外出する機会が増え、家を留守に人も多いと思いますが、注意したいのが空き巣です。今年に入り、増加傾向にある空き巣被害に遭わないための有効な防犯対策について取材しました。

最大で9連休となる今年の年末年始。外出する機会が増え、家を留守に人も多いと思いますが、注意したいのが空き巣です。今年に入り、増加傾向にある空き巣被害に遭わないための有効な防犯対策について取材しました。

■“空き巣”に注意!被害は増加傾向に…

12月28日~1月5日まで2019年以来、5年ぶりに最大9連休となる今年の年末年始。

旅行や帰省などで家を留守にする機会も増える中、注意したいのが…

【県警安全安心推進室 齋藤浩志 室長】
「連休明けになると、空き巣被害の届け出が多くなる」

留守中の住宅などに侵入し金品を盗む“空き巣”被害です。

県内での空き巣被害は増加傾向にあり、今年11月末時点で189件発生していて、去年の同じ時期に比べ、47件多くなっています。

■施錠率低い新潟県…一番の空き巣対策は“施錠”!

こうした中、多くの空き巣犯が狙うのは“無施錠”の家です。

【県警安全安心推進室 齋藤浩志 室長】
「県内では、施錠率は約3割と非常に低調で、無施錠の家が狙われている」

警察によりますと今年、県内で空き巣被害に遭った住宅のうち、約7割が無施錠だったということです。

【県警安全安心推進室 齋藤浩志 室長】
「やっぱり、一番の空き巣対策は施錠」

実際に街の人も…

【街の人】
「鍵、戸締りが一番大事」

【街の人】
「鍵の施錠とカーテンをしっかり閉める」

【街の人】
「鍵をちゃんとかける」

外出のため家を不在にする際は、施錠するという声が多くあがりました。

さらには、こんな対策をする人も…

【街の人】
「不在であることがわからないように、電気は時間になったら自動でつくようにしている」

周りから留守を悟られないようにするために部屋の明かりをあえてつけることや郵便受けに郵便物が溜まらないようにすることも重要なポイントです。

【県警安全安心推進室 齋藤浩志 室長】
「不在になっていることを分からせないようにする対策が必要」

■犯罪に利用される恐れ…“マーキング”に注意!

一方、空き巣などの犯罪に利用される恐れがあるのが、知らない間にインターホンや表札にマジックなどで行われる“マーキング”です。

【マーキングの被害に遭った人】
「最初は意味が分からなかった。調べて、マーキングというものがあると初めて知った」

実際に被害に遭ったという熊本県に住む男性のマンションのインターホンには何者かによって書かれた黒い2つの点が。

その意味するところは分かっておらず、空き巣などの被害を受けていないといいますが…

【マーキングの被害に遭った人】
「得体のしれないマーキングがされているので、早々に消したが気分のいいものではない」

例えば『30SW9ー20』というマーキングがされていた場合、『30代の独身女性が9時から20時まで外出している』ということを表している恐れがあるといいます。

こうしたマーキングが東京では複数、確認されていました。

【犯罪専門家】
「見る限り、具体的に何を意味するか分からないが、悪質営業や何らかの犯罪に使われる可能性は否定できない」

県内では現在のところ、マーキングの被害は確認されていないということですが…。

【県警安全安心推進室 齋藤浩志 室長】
「記号みたいなものが書かれている、シールが貼られている、変な人がウロウロしている、いつもと違う様子があったら警戒して、警察等への相談も必要。帰ってきたら被害に遭っていたということがないように、施錠を確実に行うなどできる防衛対策はしていただければ」

警察は自宅の施錠などを徹底するほか、インターホンへのマーキングなど違和感がある場合は、警察や家族に相談するように呼びかけています。

最終更新日:Wed, 25 Dec 2024 19:03:20 +0900