損害保険ジャパンは、委託している新潟県の保険代理店に勤めていた78歳の従業員が保険証券などを偽造し、約8250万円を不正に受け取った疑いがあると発表しました。
損保ジャパンは12月16日、新潟県上越市にある保険代理店「高田寺町」で今年8月まで働いていた女性従業員(78)が保険証券などを偽造し、23人から約8250万円の保険料を不正に受け取った疑いがあると発表しました。被害者は、積立型の傷害保険の架空契約をさせられていたということです。
損保ジャパンによりますと、この代理店で働く別の従業員が10月下旬、女性従業員が担当していた顧客の元に、自動車保険の契約手続きに訪れた際、事案が発覚したということです。
また、損保ジャパンは、代理店が管理する顧客名簿に、被害にあった23人の記載がなかったことや、確認された偽造保険証券で最も古いものが2002年で、それ以前から女性は保険代理店業務をしていたとして、他にも架空契約をさせ、不正に保険料を受け取っていた可能性があるとしています。
元従業員の女性は8月に退職し、その後連絡が取れていないということです。
損保ジャパンは「このような事態が発生したことは極めて遺憾であり、お客様及び関係者の皆様にご心配とご迷惑をおかけしていること、心よりお詫び申し上げる」とコメントしていて、警察や弁護士と協議の上、補償などの対応を検討しているということです。
本件に関して、心当たりや不審な点がある際は、問い合わせ窓口に連絡するよう呼びかけています。
最終更新日:Mon, 30 Dec 2024 10:25:09 +0900