新潟県燕市は1月15日、病気休職中に酒気帯び運転で現行犯逮捕されたとして、市職員の54歳の男を懲戒免職にしたと発表しました。男は、事件以前にも5回程度、酒を飲んで運転していたということです。
1月15日付けで懲戒免職の処分を受けたのは、燕・弥彦総合事務組合水道局施設課の男性職員(54)です。
職員は去年8月から病気休職中だったにも関わらず、1月3日に自家用車を運転し、外出した際、コンビニエンスストアで缶酎ハイとウイスキーを買って飲酒し、その後酒気を帯びた状態で運転を続け、買い物のため食料品店の駐車場に車を止めたところ、警察の職務質問を受けました。
職員は当初、飲酒の事実を否認していましたが、呼気検査をしたところ基準値を超えるアルコールが検出され、午後3時半ごろに酒気帯び運転で現行犯逮捕。
また、職員が5日に釈放された後、6日と8日に市が事実調査を行ったところ職員は2か月くらい前から5回程度、同じように酒を飲んで運転していたことを認めたということです。
職員は「迷惑をかけて大変申し訳なかった」と反省しているといいます。
燕市の鈴木力市長は「地方公務員としてあるまじき行為であり、市民の信頼を著しく損ねましたことは誠に遺憾であり、心よりお詫び申し上げます。今後は、市民の信頼を回復するよう職員一丸となり、綱紀粛正に努めてまいります」とコメントしています。
燕市は職員の逮捕を受けて、同様の事態が発生することがないよう、1月6日に全職員に対して、飲酒運転の根絶と法令遵守の徹底を図るとともに、15日にも改めて全職員に周知徹底を図ったほか、警察から協力を得ながら全職員に対して交通安全研修を実施するということです。
最終更新日:Wed, 15 Jan 2025 17:36:21 +0900