厳しい寒さの中…節分に向け“水行”開始!修行に耐え平穏な一年願う「世の中よくなれば」 新潟・燕市

新潟県燕市のお寺で2月の節分に向けた水行が始まりました。寒さに耐えながら、災害のない平穏な一年を願います。

新潟県燕市のお寺で2月の節分に向けた水行が始まりました。寒さに耐えながら、災害のない平穏な一年を願います。

【記者リポート】
「厚手のコートを着ていますが、とても寒いです。そんな中、こちらの住職がある修行を始めます」

燕市にある国上寺の山田光哲住職が2月2日の節分に向け、1月28日に始めたのが水行です。

まずは、両手・両ひざ・頭を地面に投げ出す“五体投地”と呼ばれる礼拝を煩悩の数と同じ108回繰り返し、体を温めます。

これが終わると、いよいよ本堂の外へ!向かったのは境内にある井戸です。

【国上寺 山田光哲 住職】
「つらいうんぬんではなく、今年も来たなという感じ」

節分の1週間前から食事でコメや豆などの五穀を経ち、この水行を繰り返すという山田住職。

【国上寺 山田光哲 住職】
「今は治安が悪かったり、気候もおかしかったりするので、世の中よくなればいいなということを念じて、水の中に入っている」

さらに、節分の前日からは断食も行い、節分当日の祈祷会に臨むということです。

今年は災害のない平穏な一年に…厳しい修行に耐える住職のお経がきょうも響きます。

最終更新日:Wed, 29 Jan 2025 18:43:41 +0900