新潟地方気象台は2月3日、北陸地方で春一番を観測したと発表しましたが、県内は2月4日から、この冬一番の最強寒波が流れ込み、警報級の大雪となる恐れがあります。北陸地方整備局や気象台などは緊急の会見を開き、最新の気象情報を確認するほか、不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。
【新潟地方気象台 河野智一 気象防災情報調整官】
「数日間にわたって長く居座るというところが、今回の大雪をもたらす寒気の大きなポイント」
3日、緊急の会見を開き、北陸地方整備局や気象台などが呼びかけたのは、4日から予想されている大雪への警戒についてです。
4日から8日ごろにかけて、北陸地方にはこの冬一番の強い寒気が流れ込む見込みで、4日は中越と上越で、5日以降は平地も含め、県内全域で警報級の大雪となるおそれがあります。
4日午後6時までの24時間に降る雪の量は多いところで上・中越の山沿いで60cm、平地で40cm、その後24時間では中越の山沿いで100cm、上・中越の平地でも70cmなどと予想されています。
【NEXCO東日本新潟支社 土田武徳 事業調整チームリーダー】
「立往生等を防ぐため、状況によっては広域的な予防的通行止め、国道との同時通行止めを実施する場合がある」
県内の国道では予防的通行止めを行う可能性の高い区間が14カ所あり、NEXCO東日本などは通行止めを行う前には、可能な限り早めに周知するとしています。
また、5日は県内全域で暴風雪や警報級の高波となるおそれもあり、佐渡市では3日、地元の漁師たちが船を岸に上げるなど対策を講じていました。
北陸地方整備局などは大雪が予想される際には不要不急の外出を控えることや、外出する際には事前の備えや最新の気象情報などを確認するよう呼びかけています。
最終更新日:Mon, 03 Feb 2025 18:35:21 +0900