
春の訪れを感じさせてくれた暖かな週末から一転3月3日は時折、雪が降る寒い一日となりました。この寒暖差に戸惑いの声も上がっています。
全ての観測地点で最高気温が10℃を上回った3月1日。
「太陽が出て、雪がとけて、水蒸気が出ないと効果が出ない」
南魚沼市で行われたのは、越後上布の“雪ざらし”体験です。
布を漂白・殺菌するために行うという雪ざらし。水分を含み重たくなった布に悪戦苦闘しながらも参加者は体験を楽しんでいました。
【参加者】
「伸びて引っ張られると、ちょっと重かった」
【参加者】
「親子の作業で楽しかった」
【参加者】
「こういう雪が多いところだからこそ、スキー場であったり、文化に触れることができると思っている」
こうして雪が伝統文化を支え、美しい景色をつくる一方で、1日は気温の上昇とともに雪どけが進み…
【リポート】
「十日町市松之山、気温上昇により雪崩が発生しています」
十日町市松之山地区では、小さな雪崩が複数の場所で発生していました。
しかし、2日までの暖かさからは一転…
【記者リポート】
「新潟市中央区、大粒の水っぽい雪が降っています。地面に落ちると、すぐにとけるような雪質です」
3日は広い範囲で雪の降る時間がありました。日中の気温も2日より10℃近く下がり、寒さの厳しい一日に。
【街の人】
「2日は暑くてコートを着ていられないぐらいだったのに、3日はこんなに寒くてびっくりしている」
再びの雪に、除雪作業を行う男性からは嘆き節も。
【除雪作業する人】
「時期が時期だからしょうがないけど、私にとってはやっかい者。母も腰をやっちゃって」
週末の暖かさで緩んだ雪が気温の低下で再び固まり、重さを増していくため、上・中・下越の積雪の多い地域では雪崩や屋根からの落雪に注意が必要です。
最終更新日:Mon, 03 Mar 2025 18:38:39 +0900