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障害があり、全介助が必要な女性に対する準強制性交等の罪など6つの罪にに問われている元介護職員・細海敏也被告(44)の初公判が2月17日、新潟地裁で開かれました。
準強制わいせつ、準強制性交等未遂、準強制性交等、不同意性交等、性的姿態等撮影、不同意性交等致傷の6つの罪に問われているのは、新潟市南区に住む元介護職員の細海敏也被告(44)です。
起訴状などによりますと、細海被告は2019年から約4年半の間、重度の障害があり、全介助が必要で抵抗ができない20代女性に対して、デイサービスの送迎時に自家用車を三条市内のパチンコ店の駐車場に止め、その車内でわいせつな行為や淫らな行為を繰り返し、また怪我を負わせ、その行為を動画撮影した罪などに問われています。
2月17日の初公判で起訴内容についての認否を問われ「間違いありません」と答えた細海被告。
今回の裁判では、細海被告が警察に自首した2023年12月14日の事件以外の事実について、自首が成立するか否かと量刑が焦点になっています。
冒頭陳述で検察側は、「抗拒不能の女性であれば、犯行が発覚することなく、性的欲求を満たすことができるという余りに身勝手で女性の心情を全く顧みない動機」と厳しく非難。一方の弁護側は「被告人が自ら出頭して、一連の犯行を正直に告白した。それは後悔と反省の気持ちからで、それがあったからこそ一連の犯行が明らかにされた」と主張しました。
裁判は2月21日に判決が言い渡されます。
最終更新日:Tue, 18 Feb 2025 21:30:00 +0900