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野菜の高値が続く中、春の訪れを感じられる山菜にも値上げの波が押し寄せています。
厳しい冷え込みの中、新潟市中央卸売市場でセリにかけられていた野菜。
【新潟中央青果 蔬菜第二事業部第3課 徳永直樹 課長代理】
「猛暑・干ばつの影響があって作付けが遅れた。小玉で収穫をしてしまい、現状それを引きずっている」
去年夏の猛暑、そして雨が少なかった影響で作付けが1カ月ほど遅れたという県外産のキャベツや白菜。
しかし、寒さとともに需要が高まり、本来のサイズに育つ前に出荷しているため、小ぶりのものが多く、価格も例年に比べ2割ほど高くなっているということです。
【新潟中央青果 蔬菜第二事業部第3課 徳永直樹 課長代理】
「今後も天候次第ではあるが、高値の予想」
さらに値上げの波は“春の風物詩”にも…
【記者リポート】
「市場ではフキノトウやコゴミといった山菜の出荷も始まっていますが、インバウンド需要などの高まりを受け、こうした山菜類も高値で取引されているということです」
これから旬を迎える山菜は、生産者の高齢化に伴い収穫量が減少している一方、近年インバウンド需要が高まっていることなどから価格が高騰。
それでも春にしか食べられない味覚を楽しんでほしいと市場関係者は呼びかけます。
【新潟中央青果 蔬菜第二事業部第3課 徳永直樹 課長代理】
「春の訪れを感じられる商材だと思う。いま限定なので、ぜひ食べていただきたい」