大雪で遅れも…“雪下にんじん”の収穫始まる!生育順調で大きさ・味も平年並みに「とても甘いので一度生でかじってみて」 新潟・阿賀町

今シーズン、記録的な大雪に見舞われた新潟県阿賀町で『雪下にんじん』の収穫が始まっています。今年は大雪の影響で1カ月ほど遅い収穫となったようです。

今シーズン、記録的な大雪に見舞われた新潟県阿賀町で『雪下にんじん』の収穫が始まっています。今年は大雪の影響で1カ月ほど遅い収穫となったようです。

【記者リポート】
「阿賀町の畑。まだ手のつけられていないところには70~80cmの雪が積もっています。そんな中、行われているのが雪下にんじんの収穫作業です」

阿賀町でいま収穫の最盛期を迎えている雪下にんじん。

雪の中で生育することで雑味やえぐみがなくなり、甘みが強く感じられるようになるのが特長です。

【記者リポート】
「オレンジ色のニンジンが見えてきました。細かく泥をかき分けて、最後は手で掘り出していきます。続々と出てきます」

【生産者】
「去年よりは大きい。掘っていて、けっこう大きいなと思う」

【生産者】
「例年なら、いいところ終わっている。今年は雪が多くて他の作業もあったので、ちょっと遅れているが、去年に比べたら大きくて良いと思う」

こちらの畑では例年、2月上旬に収穫を始めますが、今年は大雪の影響で1カ月ほど遅い収穫となりました。

【奥阿賀野菜生産組合 渡部悦男 組合長】
「雪下にんじんなので、ある程度の雪は大歓迎だが、少し作業のほうが遅れている。精いっぱい、みんなに頑張って掘ってもらって出したい」

それでも生育は順調で、大きさや味は平年並みに仕上がったということです。

また、去年は猛暑の影響で大きく落ち込んだ出荷量ですが、奥阿賀生産組合では今年、例年よりもやや多い約10tの出荷を見込んでいます。

【奥阿賀野菜生産組合 渡部悦男 組合長】
「一度生でかじってみてほしい。とても甘いと思う。また、火を通してもすごく甘さがあり、えぐみが一切ないので、ぜひお子様にも」

収穫は4月上旬まで続く見込みです。

最終更新日:Fri, 14 Mar 2025 18:52:03 +0900