

新潟市教育委員会は3月、市立中学校の50代男性教師が年度当初の計画と違う物品を許可を得ずに購入したとして、男性教師を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表しました。
停職6カ月の懲戒処分となったのは、新潟市立中学校の50代男性教師です。
男性教師は2017年度から2023年度にかけて、担当する技術家庭科の備品や消耗品について、年度当初の計画と違う物品を管理職の許可を得ず購入し、その際、納品書・請求書を納品業者に依頼し、書き換え、不適正な検収を繰り返していました。また、これらの行為が露見しないよう、購入した物品の一部を郊外に持ち出していました。
市教育委員会によりますと、許可を得ずに購入していた物品はデジタル充電式空気入れ、ハンディカメラ、水中ポンプなど多岐にわたっていて、計画にないのもの買い、納品書と請求書を書き換えていた件数は67件に上っていたそうです。男性が他校に異動し、次に来た教師が不正に気づいたということです。
男性は非違行為を認めていて、動機については「自分が思い描く、やりたい授業をやるために買った」と述べています。
市教育委員会学校人事課長は「市立学校に勤務する教諭による、非違行為が起きたことは極めて遺憾であり、学校を指導する立場として誠に申し訳ないと思っています。今後も非違行為根絶に向けた、指導を徹底し、再発防止に努めていきます」とコメントしています。
最終更新日:Sun, 23 Mar 2025 20:00:00 +0900