児童虐待の相談件数が過去最多に 心理的虐待が最も多く身体的虐待やネグレクトが続く 疑われる事案は「189」に相談を 新潟

新潟県は2023年度、児童相談所で対応した虐待相談の件数が過去最多を更新したと発表しました。
NST新潟総合テレビ

新潟県は2023年度、児童相談所で対応した虐待相談の件数が過去最多を更新したと発表しました。

県によりますと、23年度、県の児童相談所で対応した虐待相談の件数は4265件で、前の年度から622件増えて過去最多となりました。

虐待の種類別では「心理的虐待」が2412件で最も多く、「身体的虐待」が960件、「ネグレクト」が863件と続いています。

また、児童の年齢別では、0歳~6歳が1690件で、約4割を占めています。主な虐待者別では、「実母」が2280件と最も多く、次いで「実父」が1829件となっています。

相談件数が3年連続で過去最多を更新したことについて、県のこども家庭課は「関係機関との連携ができて支援を必要としている人の早期の相談につながっている。否定的な面だけではないと捉えている」としています。

県は虐待が疑われることがあったら児童相談所虐待対応ダイヤル「189」に相談するよう呼びかけています。

最終更新日:Wed, 26 Mar 2025 11:32:31 +0900