
子どもの水難事故を防ごうと、新潟市のプールで3月26日、着衣泳の練習が行われました。子どもたちは服を着たまま水の中に落ちたときの対応などを学びました。
新潟市西区のプールで行われていた春休みの短期水泳教室。この中で行われていたのが…
【記者リポート】
「こちらで行われているのは着衣泳の授業。子どもたちはシャツを着た状態で、水の中での動きを学んでいきます」
【子ども】
「重い」
【子ども】
「新しい感覚」
【アクシー中央 鷲尾雅 所長】
「学校の水泳の授業が少なくなるということが世間に広まっている中、スポーツの水泳と命を守るための水泳を子どもたち、地域の皆さんに知ってもらいたいなと思って開催した」
この日の教室には、4歳~小学6年生までの約30人が参加。服を着た状態で水中に浮く方法や浮かぶものにつかまって陸に上がる動きなどを学びました。
【講師】
「1分~2分では助けが来ない。では、どうやったら自分の身が守れるか、色んな泳ぎ方を考えて、上向きばかりでは沈みそう」
また、救助者同士で手首をつかむ“ヒューマンチェーン”と呼ばれる救助方法も実践。参加した子どもたちは水中で命を守る術を学んだようです。
【子ども】
「ひとかき、ひとかきがすごく大変で、一瞬で体力が奪われると思った」
【子ども】
「いつもより重くてびっくりした。楽で浮かびそうな泳ぎ方をするといいと思った」
【アクシー中央 鷲尾雅 所長】
「命を守るためには、まずは危ないところに行かないこと。何かあったときに、この経験が命を救ってくれれば本望」
春先は水路やため池の水が増えて危険なため、県は用排水路やため池には近づかないよう注意を呼びかけています。
最終更新日:Wed, 26 Mar 2025 19:15:09 +0900