「入島税の導入が適当」財政厳しく…“持続可能な観光地”に向け額や導入時期など検討へ 新潟・佐渡市

持続可能な観光地づくりに向け、新潟県佐渡市の検討会議は入島税の導入が『適当』であるとする報告書を取りまとめました。

持続可能な観光地づくりに向け、新潟県佐渡市の検討会議は入島税の導入が『適当』であるとする報告書を取りまとめました。

佐渡島の金山が世界文化遺産に登録され、観光客の増加に期待がかかっている佐渡市。

その一方で、人口減少などから財政状況は厳しさを増し、観光振興の財源確保が課題となっていました。

【佐渡市観光振興部 小林大吾 部長】
「持続可能な観光地づくりというところでは、受け入れ環境の整備が非常に大切になると考えている」

こうした中、新たな財源の確保について、学識経験者や観光業界などからなる検討会議で去年7月以降、議論を重ねてきました。

その結果、3月31日、検討議会は佐渡市を訪れる人から公平に徴収できる「入島税の導入が適当」であるとする報告書をとりまとめました。

【佐渡市宿泊税検討会議 中東雅樹 座長】
「財政的な状況は厳しくなっているという事実はあるので、ぜひ、そのあたりも踏まえて議論を着実に進めていっていただければ」

佐渡市は今後、入島税の額や徴収する対象の範囲・導入時期などについて検討していく方針です。

最終更新日:Tue, 01 Apr 2025 19:23:57 +0900