
新潟県上越市の小学校で給食にガラス片が混入したにも関わらず食事を継続させた問題で、中川市長は「安全であるべき給食の信頼を損なった」として安全管理の徹底を指示したと話しました。
4月22日、上越市の小学校の5年生の教室で、取り外した状態で立てかけてあった蛍光管が割れ、配膳台にあった食缶に混入。児童2人が麻婆豆腐に入っていたガラス片を口にしました。
口にしたガラス片は最大で8mmほどでしたが、児童にケガはないということです。
上越市では「異物が混入した場合は、給食を中止する」というマニュアルをすべての小中学校などに通知していましたが…
【上越市教育委員会 中澤雅人 教育部長】
「危機管理意識を欠いていたと言わざるを得ないと思っている。気づかないうちに口・体内に入れている可能性は十分考えられるので、しばらくの間、健康観察を続けてくださいとお願いしている」
給食への信頼が揺らぐ事態に中川幹太市長は…
【上越市 中川幹太 市長】
「私どもの安全確保対策の不備が原因と考えており、安全安心であるべき給食の提供の信頼を損なってしまった」
このように謝罪した上で安全管理の徹底を指示したと話しました。
上越市は異物の混入が疑われる場合には、速やかに給食を中止することを改めて各学校に通知し、再発防止に努めるとしています。
最終更新日:Thu, 24 Apr 2025 18:57:57 +0900